■「会社はだれのものか?」というテーマがあります
欧米では「会社は株主のもの」、日本では「会社は社員のもの」という意識が強いようです。株主、社員の他にも、会社は顧客、取引先、銀行などに支えられています。さらに、会社は国や地方自治体、地域社会などのお世話になっています。従って、「会社は会社を支える多数の利害関係者(ステークホルダー)のもの」、極論すれば、「会社は社会のもの(社会的存在)」ということになります。
会社が社会的存在である以上、CSR(企業の社会的責任)を果たすのは当然です。会社の社会貢献の基本は、正当な企業活動により利益を計上し税金を払うことです。税金は国や地方自治体の行政により社会に還元されます。
会社は利益を追求する組織ですが、どんなことをしてでも儲ければ良い、という訳ではありません。コンプライアンス(法令遵守)は企業活動の必要最低条件です。「会社の常識は社会の非常識」であってはなりません。当社の社員は「立派な会社人(プロフェッショナル)」になる前に、「立派な社会人(シチズン)」になることを心がけます。
■紙パルプ産業は地球環境に優しい産業である
当社は1912年(明治45年)の創業以来、紙類の専門商社として、生活に深く関わりのある紙製品を多くのお客様に提供することを通じて、地域社会や産業、文化の発展に貢献してまいりました。
紙パルプ産業は森林を伐採することから、自然・環境破壊の元凶と目され、非難された時代もありましたが、最近では、かなり認識が変わってきています。
木は成長過程で大気中の炭酸ガスを吸収し固定化します。成長後も放っておくと過熟林となり、むしろ、呼吸作用による炭酸ガスの放出量の方が多くなってしまいます。従って、森林は成長した段階で計画的に伐採し植林することにより持続的オペレーションが可能となり、炭酸ガスの吸収量も増えることになります。
当社はFSC森林認証紙の販売を推進することにより、地球環境の改善に貢献してまいります。また、森林の健全な成長を図るための間伐材を使用した紙の販売にも力をいれています。さらに、古紙のリサイクルによる再生紙の販売を通じて、省資源、循環型社会の形成にも貢献しています。 当社はこれらの企業活動を通じて、「紙パルプ産業は環境に配慮した、地球に優しい産業である」ということを訴えてまいります。
■企業活動を通じて社会に貢献する
当社は、現在中期経営計画「エボリューション10」に取り組んでおり、計画の基本方針の1つに「CSR」を据え、「法令遵守」、「社会貢献」、「環境商品の拡販」を柱として、コンプライアンス意識の徹底、CSRの自覚と実践、環境団体・活動への積極的な参加、人権啓発活動を通じた個の尊重、官公庁・企業・市民団体への自然保護と森林保全へのPR活動促進、再生商品の拡充、FSCの理解とユーザーへの浸透等を目標に掲げ、社員全員参加の下に全力で取り組んでいます。
なお、既に従来から取り組んでおります地球環境の改善につながる諸施策としての省資源・省エネルギーの推進、廃棄物削減、グリーン購入促進等につきましても引き続き積極的に取り組み、持続可能な循環型社会の形成に努めるとともに、企業活動のさまざまな場面で環境負荷の低減に向けた努力を続けてまいります。また、地域社会との共生を自覚し、積極的に社会貢献活動を推進し、社会とのより良い関係を構築していくため、さらなる努力を重ねてまいります。
今後とも、株主、お取引先や地域社会をはじめとする多くのステークホルダーの皆様に対し情報を開示し、当社の事業活動や環境改善活動に対するご理解をいただくとともに、より一層皆様のご期待にお応えできるよう努めてまいります。